40年遅れの「シートン動物記」 ― 2011年02月07日 16:17

40年遅れの「シートン動物記」
小学生の頃「オオカミ王ロボ」読みましたか?
私の通った小学校は図書館以外でも廊下に本棚があり、休み時間は自由に本が読めました。
その中にロボもあったと思うのですが、40年の歳月と日々のアルコールの影響で記憶が曖昧~あらすじさえも怪しく、雌オオカミ囮にしてロボを捕まえた程度の記憶しかありません^^;
2号のクリスマスプレゼントは童心社「シートン動物記」でした。
ストライクだったようで1冊読み終わるたびに興奮して目をキラキラさせながら内容を話してくれます。しかしながら一方的に内容を聞くだけでは共感もできないので私も40年遅れの読者になってみました。
もともと動物記は個々に独立した作品であり、日本で訳されたときにファーブル昆虫記にあやかってシートン動物記としたそうです。
ファーブルの昆虫記ですが、ハチとフンコロガシへの偏愛が強いため、私は途中で挫折しました(笑)
童心社のシートン動物記は2009年から順次刊行され、2010年11月現在、10巻まで出ています。
http://www.doshinsha.co.jp/search/series.php?isbn=D9784494012671
・オオカミ王 ロボ
・わたしの愛犬 ビンゴ
・ワタオシウサギの ラグ
・銀ギツネの ドミノ
・リスの バナーティル
・子グマの ジョニー
・野生のヒツジ グラッグ
・イノシシの勇者 フォーミィ
・カラスの シルバースポット
・クマ王 モナーク
(刊行順)
カラフルな単色の表紙で1冊につき1話が収録されたソフトカバー本です。
各巻ごとに色も異なり児童書っぽくなくて良いですね^^
○○社の動物記をもとに動物学者でもあるムササビ先生(今泉吉晴)が新たに訳し直しています。
ただし、原文に忠実なためか言い回しが日本語としてわかりにくい箇所も多々ありますね。
再読して100年以上前の話ながら物語の面白さを再認識するとともに、ムササビ先生のQ&A方式の解説が後半に付されることによって、さらに動物の生態や物語の背景への理解が深まる構成になっています。
私はこの解説の方が面白く、先に読んでしまう誘惑に駆られながら読み進めました。
内容は、原則ノンフィクション(ロボ等の一部はフィクション)ですが、作者の自然・生態観察に裏付けられた事実に基づいて書かれており、実際に私が経験したことの答えもありました。
草刈り場で子ウサギがいてもぎりぎりまで動きません。恐怖ですくみ上がって動けないのだと思っていましたが、人間が近くに行くまで逃げるチャンスはあったはずです。
「ウサギのラグ」で親ウサギの最初の教えは「じっとふせて、声をださない」でした。
体の小さな子ウサギは慌てて逃げるよりじっとしていることを最初に学んでいたのですね。
10冊の中でイチ押しはイノシシの勇者フォーミィです。
タイトルがイノシシの勇者になっており、そのつもりで読み終えると実は野生化したブタだったりするのですが~人間の少女との心の交流が泣かせますね~本の帯の「口笛を吹いて!たすけにいくよ」のコピーもカッコイイです^^
ブタ(イノシシ)って強いんですね~クワ獲りに行くとよくイノシシ場をみますが、できればお会いしたくないと強く思いました^^;
また、どの巻もシートン自身の書いたイラスト(元は画家なんですって)が多く使われ見ているだけでも楽しいですよ♪
詳しい写真付きはコチラ→http://blogs.yahoo.co.jp/uminofarm/22624759.html
小学生の頃「オオカミ王ロボ」読みましたか?
私の通った小学校は図書館以外でも廊下に本棚があり、休み時間は自由に本が読めました。
その中にロボもあったと思うのですが、40年の歳月と日々のアルコールの影響で記憶が曖昧~あらすじさえも怪しく、雌オオカミ囮にしてロボを捕まえた程度の記憶しかありません^^;
2号のクリスマスプレゼントは童心社「シートン動物記」でした。
ストライクだったようで1冊読み終わるたびに興奮して目をキラキラさせながら内容を話してくれます。しかしながら一方的に内容を聞くだけでは共感もできないので私も40年遅れの読者になってみました。
もともと動物記は個々に独立した作品であり、日本で訳されたときにファーブル昆虫記にあやかってシートン動物記としたそうです。
ファーブルの昆虫記ですが、ハチとフンコロガシへの偏愛が強いため、私は途中で挫折しました(笑)
童心社のシートン動物記は2009年から順次刊行され、2010年11月現在、10巻まで出ています。
http://www.doshinsha.co.jp/search/series.php?isbn=D9784494012671
・オオカミ王 ロボ
・わたしの愛犬 ビンゴ
・ワタオシウサギの ラグ
・銀ギツネの ドミノ
・リスの バナーティル
・子グマの ジョニー
・野生のヒツジ グラッグ
・イノシシの勇者 フォーミィ
・カラスの シルバースポット
・クマ王 モナーク
(刊行順)
カラフルな単色の表紙で1冊につき1話が収録されたソフトカバー本です。
各巻ごとに色も異なり児童書っぽくなくて良いですね^^
○○社の動物記をもとに動物学者でもあるムササビ先生(今泉吉晴)が新たに訳し直しています。
ただし、原文に忠実なためか言い回しが日本語としてわかりにくい箇所も多々ありますね。
再読して100年以上前の話ながら物語の面白さを再認識するとともに、ムササビ先生のQ&A方式の解説が後半に付されることによって、さらに動物の生態や物語の背景への理解が深まる構成になっています。
私はこの解説の方が面白く、先に読んでしまう誘惑に駆られながら読み進めました。
内容は、原則ノンフィクション(ロボ等の一部はフィクション)ですが、作者の自然・生態観察に裏付けられた事実に基づいて書かれており、実際に私が経験したことの答えもありました。
草刈り場で子ウサギがいてもぎりぎりまで動きません。恐怖ですくみ上がって動けないのだと思っていましたが、人間が近くに行くまで逃げるチャンスはあったはずです。
「ウサギのラグ」で親ウサギの最初の教えは「じっとふせて、声をださない」でした。
体の小さな子ウサギは慌てて逃げるよりじっとしていることを最初に学んでいたのですね。
10冊の中でイチ押しはイノシシの勇者フォーミィです。
タイトルがイノシシの勇者になっており、そのつもりで読み終えると実は野生化したブタだったりするのですが~人間の少女との心の交流が泣かせますね~本の帯の「口笛を吹いて!たすけにいくよ」のコピーもカッコイイです^^
ブタ(イノシシ)って強いんですね~クワ獲りに行くとよくイノシシ場をみますが、できればお会いしたくないと強く思いました^^;
また、どの巻もシートン自身の書いたイラスト(元は画家なんですって)が多く使われ見ているだけでも楽しいですよ♪
詳しい写真付きはコチラ→http://blogs.yahoo.co.jp/uminofarm/22624759.html
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://uminofarm.asablo.jp/blog/2011/02/07/5669090/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
最近のコメント